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California Calrose, 純米吟醸, 生酒

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2018年にハワイにIslander Sake Breweryが創業した。ハワイに日本酒酒蔵が復活したのは33年ぶり。2022年にオハフ島のKaka'akoから上質な天然水が豊富な地を求めて、現在のハワイ島の62-100 Kaunaʻoa Dr, Waimeaに酒蔵は移転している。Islander Sake Breweryを調べて知るようになったことが、ハワイへの日本人移民とハワイでの日本酒造りの歴史。最初の日本人移民がハワイに渡ったのは150年以上前。日本人はさとうきび畑を開拓し、砂糖産業を築き上げた。そしてハワイで日本酒造りが始まって1世紀以上。最盛期にはハワイに10社ほどの酒造会社があったほど日本酒造りが盛んであった。戦後は一転、1軒の酒蔵、ホノルル・サケ・アンド・アイス・カンパニーだだけが残っていたが、その酒蔵も1986年に姿を消した。

それから33年の時を経て、ハワイでの日本酒作りは再開し、Islander Sake Breweryでは高度な醸造技術でクラフト酒を醸造している。ホノルルにはその酒蔵のダイニング、「Hanale」があり食事をしながら日本酒を楽しめる。

ちょっとした仕事の都合で2/22に成田出発してから2/27の帰国まで5日間ホノルルに滞在。帰国前日のフリーな日に、Islander Sake Breweryの日本酒を探してみることにした。ダイニング「Hanale」はあいにく休業日であったが、日本酒店「The Sake Shop」に足を運ぶと、Islander Sake Breweryの日本酒が各種取り揃えられていた。

 

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今回のテイスティングに選んだのは、California Calrose, Junmai Gonjyo, Raw Sake。California産米の「Calrose」は、ジャポニカ系のお米で、日本米の短粒種に比べて長くて大きいのが特徴で、名前の「Calrose」はカルフォルニアのバラを意味する。California産米で仕込まれた日本酒を味わうのは初めて、しかも日本では味わえない生酒で、ハワイで最初に日本酒造りが始まった頃の創造・開拓spiritsに想いを馳せてこの日本酒を頂いた。

 

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California Calrose, 純米吟醸, 生酒

外観は淡い緑がかった黄色。

上立香はほんのりパイナップル、ライチ、チーズケーキの様。

味わいは、上立香香りと同様にライトなパイナップル、ライチの様な味わいにチーズケーキのような甘さもかんじるソフトな酸と生酒ならではのシャープなアタックとバランスが良い。フレッシュ感があり、元気の良い感じ、アフターは短い